「人はいつからでも変わることができるが、年齢を重ねるほど、その変化には時間がかかる。」

これまでに、小学校受験を経て入学してきた500人以上の私立小学生と担任として向き合ってきた経験から、私が強く実感してきたことです。

私たち大人は、日々社会の中で過ごし、人から学んでいます。
この多様化と言われる時代、お子さまが大きくなった時、自分とは正反対の考えの方と出会った時にどう考えるでしょうか。
その時、相手の中に自分との接点を見出す感性こそ、幼い時期に培うべき大切な力ではないでしょうか。

毎日電車で通学し、目を輝かせて学ぶ子どもたちは、例外なく成長していきます。
その姿を見続ける中で、成長著しい子どもたちに共通することがありました。
それは、どの子も深い自己理解ができ、相手意識をもって周囲と関わることができるということです。
先ほどの多様化の時代をたくましく生き抜く力につながる素地と言い換えることもできます。

できれば、そういった力の素地を、私が関わる子ども達全員に身に付けてほしいと向き合ってきました。
その中で、卒業を目前に控えた6年生に対して価値観を一から築くことと、入学したての1年生に対してじっくりと土台を整えることに大きな差を感じるようになりました。
ならば――そのさらに前の幼児期こそが、人としての土台を育む最も大切な時期なのではないか。
そう考えるに至りました。

私は2026年3月まで、都内の私立小学校で14年間、その前は都内の公立小学校で5年間、約20年にわたり学級担任として多くの子どもたちと保護者の皆様に向き合ってきました。
毎年、担任したクラスの保護者の皆様からは、子育てへの向き合い方をはじめ、たくさんの学びをいただきました。
また、社会の第一線で活躍されている保護者の方も多く、私自身の人生や仕事への向き合い方についても、数え切れないほどの成長につながるヒントをいただき、今でも深く感謝しています。
この20年、教師として過ごしてきて、卒業後も生き生きと活躍する子どもたちと、そのご家庭と共にたくさんの喜びを分かち合うことができました。
一方で、入学後の学力や人間関係、進路などに悩み、ときには親子で苦しむご家庭と、共にお子さまの将来について考え続けた経験も少なくありません。

「人は環境で育つ。そして、その環境とは『人』そのものである。」
私が子育てや教育において最も大切だと考えていることです。
「人」とは、お子さまにとっての友達であり、教師であり、先輩であり、後輩です。
しかし、特に幼児期、学童期にその中で最も影響を与えるであろう「人」は、保護者の方々です。
幼児期に、母親が子ども達にかける一言一言。
学童期に、父親が子ども達に見せる背中。
その一つ一つがお子さまを大きく成長させる環境となっていくのです。
だからこそ、真面目に我が子と向き合う熱心な保護者の方ほど、責任の重さを感じ、悩まれることも多いと思います。
小学校受験を検討するほど真剣にお子さまのことを考えている方なら、なおさらでしょう。

私たちココカラミライは、そんな保護者の方々お一人おひとりに、より早期から、より長期に渡って伴走したいと考えています。
幼児期は、誰もが可能性と吸収力に満ちた時期です。
豊かな感性は、相手と素直に接する姿勢から養われます。
保護者の方々の毎日のお子さまとの関わりがお子さまの環境そのものとなっていきます。
幼児期に大切なお子さまが育つ環境そのものを整えることができれば、その後の成長は大きく変わります。

先述の通り、長きにわたり私立小学生を担任してきた中で、時には思っていたような未来を描けずに苦しんでいるご家庭と一緒に悩むこともありました。
志望校への合格はとても喜ばしいことですが、長い期間伴走して感じることは、合格とお子さまの幸せは必ずしも一致しないということです。

どのご家庭も、我が子には受験を経験したその先の未来でこそ、大いに活躍してほしいはずです。
小学校受験、その先にある小学校生活は、正しく向き合うことができれば、人として大きく成長できるきっかけがたくさん詰まっています。
合格が全てではないとお伝えしましたが、決して結果を軽視しているわけではありません。

私は、むしろご家庭が一丸となって本気で合格を目指す過程にこそ、お子さまが大きく成長する機会があると考えています。

「より早期から、より長期の伴走を。」
これは、ココカラミライの理念です。
この言葉を、理念だけではなく実践として形にするために、私は教員としての職を辞し、幼児教室を立ち上げる決断をしました。
残りの人生を、この課題に向き合うために使いたい。
そう考えたからです。
教員時代、勤務校の先輩の先生方や管理職の先生方、研究会等でお世話になった先生方から教わった子どもとの向き合い方や教育への姿勢を大切にしながら、講師陣と力を合わせ、ご家庭と共に子どもの成長を支えることができる場所を創っていきます。
先々は、関わった子どもたちの受験後や入学後まで伴走できるような教室にしたいと考えています。

全ての子どもたちが、人と関わる力を育み、自ら納得できる未来を選び、よりよい人生を切り拓いていけるように。
真剣に我が子の将来を考え、日々子育てに向き合う保護者の方と共に、お子さまの20年先を見据えながら成長を支えられるように。
その想いを形にするために「ココカラミライ」を立ち上げました。

少人数に限定しているからこそ、実現できることがあります。
これから出会う子どもたち、そして、保護者の方々お一人おひとりと誠実に向き合い、ご家庭の成長に伴走し続けます。
吉祥寺の教室でお会いできることを心から楽しみにしています。